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研究者と人間性と

 

このあいだ、物理学者の

村山斉(ひとし)さんの

「最後の講義」を見ました。

 

TV番組です。

 

村山教授は

宇宙に関する研究を

されている方。

 

講義の話の中で

暗黒物質(ダークマター)の

話が興味深い内容でした。

 

「万物は

原子で出来ている」

と考えられてきた。

 

この宇宙は原子によって

成り立っているのだ、と。

 

しかし、ここ最近の研究で

暗黒物質が27%、

暗黒エネルギーが68%、

原子が5%だとわかった。

 

原子はたった5%しか

存在してなかった。

 

この宇宙の95%は

暗黒物質や暗黒エネルギーで

構成されているのだそう。

 

暗黒物質や暗黒エネルギーなど

目に見えないものが宇宙には存在し、

それらが重力を持ち

宇宙の銀河や星はバランスが

保たれているのだそう。

 

どうやって宇宙が出来たのかも

わかっておらず、

解明できないことが

まだまだあるのだそう。

 

目には見えないけど

黒い星だかガスの塊だかが

宇宙に存在しているのかな?

不思議ですね。

 

研究者は人間性も素晴らしいのか?

 

村山教授は

素敵な方でした。

 

少しの時間だとしても

人間性というのは

見抜けてしまう。

 

話す言葉だったり

目だったり

仕草だったり、、、

 

にじみ出て

しまうのかもしれない。

 

人をどうにかしてやろう、

自分だけが得してやろう、

騙してやろう、という人物は

自然と表情や雰囲気に表れる。

 

私はそう思っています。

 

mRNAワクチンに欠かせない技術を開発したカタリン・カリコ博士〜NHK Webサイトより〜
mRNAワクチンに欠かせない技術を開発したカタリン・カリコ博士〜NHK Webサイトより〜

このあいだ、たまたま

カリコ博士と山中教授の

対談番組を見ました。

 

カリコ博士は

mRNAを長年研究してきた

ハンガリー出身の科学者。

 

新型コロナウイルスの発症と

重症化を防ぐmRNAワクチンに

欠かせない技術開発に

携わっている方です。

 

ファイザーとモデルナのワクチンは

このカリコ博士の技術を使い、

実用化しました。

 

私は正直、

この対談番組を見るまでは

この方を知りませんでした。

 

40年以上も

この遺伝物資「mRNA」を

研究されてきたそうです。

 

研究成果がなかなか認められず

助成金もほとんどない状態で

とても苦労したそうです。

 

趣味が研究だそうで

土日も論文を読む日々。

 

カリコ博士は

実験で出たデータを

大事にする人だそうです。

 

そう話すのは

カリコ博士と共に研究してきた

日本人研究員の村松浩美さん。

 

「カリコ博士は

予想とは違っても実験で出た結果を

大事にする人だった。結果のよしあしに

引きずられず、データを受け止めて

研究を進めた。

これが本当の科学だと思った」

と村松さんは話していました。

 

データを大事にするスタンス。

 

私は共感しますね。

 

私はリスティング広告など

ネット広告の運用を行っていますが、

私もデータがすべてだと考えています。

 

予想とは違っても

それを受け止め、広告内容の見直しや

運用の仕方を変えるなど

データを元に運用を行っています。

 

mRNAワクチンも

きちんとしたデータをもとに

開発されてきたものなのでしょうね。

 

カリコ博士と山中教授も

人間性が素晴らしいなと感じました。

 

話しているのを聞いていて

お二人の人間性が

伝わってくるんです。

 

ワクチンに対する不安が

正直ありましたが

少し和らいだ気がします。

 

昨日、

シャトレーゼの商品開発者や

料理人の人間性に触れて

感動したと話しましたが、

 

作り手の人間性を知ると

その商品や製品に対する安心感

を感じやすくなる気がします。

 

どんな人がどんな思いで

その商品や製品を作ったかが

わかると魅力が広がる。

 

不思議ですね。

 

ブログ読んでいただき

ありがとうございます。

 

ではまた。