昨日、
大宮のマンボープラスという
漫画喫茶で
立てこもり事件が発生しました。
40歳ぐらいの男が
女性従業員を人質にして
個室に立てこもり
約33時間後、逮捕されました。
女性従業員は
命に別状がないとのことで
ホントよかったです。
それにしても
驚きました。
今の漫画喫茶って
個室にカギをかけられる
のですね。
マンボープラスという
漫画喫茶のWebサイトに
個室の写真がアップされていました。
なんだか
カラオケボックスみたいな
作りになっていますね。
これじゃあ、室内の様子は
見れないでしょうね。
犯人は
そのカギに細工して
外側から開かないように
していたようです。
もしかしたら今後は
漫画喫茶の個室には
カギは付かなくなったり
部屋の中に防犯カメラが
設置されるかもしれません。
人質交渉人という専門職
私はこの事件を聞いた時
『交渉人』という
アメリカ映画を思い出しました。
サミュエル・L・ジャクソンと
ケヴィン・スペイシーが
出演している映画です。
殺人の罪を着せられた人質交渉人
(サミュエル・L・ジャクソン)が
自分の無実を訴えるべく
ビルで人質を取って立て籠もります。
そして彼は
もう一人の人質交渉人
(ケヴィン・スペイシー)を指名し、
その人質交渉人との駆け引きの中で
真実が徐々に明らかになっていく
アクションサスペンス映画です。
この映画の見どころは
この2人の駆け引き。
2人とも特殊な訓練を受けた
人質救出のプロですから
会話のやり取りを通じて
相手の本心を
見抜いてしまえるわけです。
最後は意外な人物が
黒幕だったのですが、
とても面白い映画でした。
日本の人質交渉人
人質交渉人はアメリカの
FBIが有名ですが、
日本にも2005年から
人質交渉人はいます。
自治体ごとに呼び名が異なり
特殊事件捜査係や特殊犯係と
呼ぶそうです。
埼玉県では
特殊犯係が立てこもり事件を
捜査しているようです。
大宮の立てこもり事件も
その道のプロが
担当したのでしょうか?
それにしては
ちょっと時間がかかり過ぎな
気がしますが。
トイレは
どうしていたのでしょうね。
人質事件における交渉術
こうした人質事件において
交渉人はどのようなテクニックを
使って交渉するのでしょう?
好奇心旺盛な私は
ちょっと調べてみました。
調べてみると
いくつかのサイトに
人質交渉人の交渉術が
アップされていました。
その中から
分かりやすそうなものを
紹介してみますね。
人質の交渉には
5つの段階があるのだそうです。
①傾聴
②共感
③親密
④影響
⑤行動の変化
犯人に対して
最後の⑤の行動の変化を
起こさせるためには
①〜④のプロセスは
とても重要なのだそう。
人質を取った 犯人には
目的がありますから
相手の話を聞き、
相手が何を望んでいるのかを
理解しなければなりません。
話を聞くことで
犯人との信頼関係を築き
win-winの状況を探ります。
冷静でない人間に「論理的に説明したり、冷静になれ」と言ってもムダ
また、
人質を取っている犯人は
アドレナリンが出ています。
興奮状態です。
その興奮や怒りの状態を
落ち着かせるのも
必要です。
冷静でない人に
「あなたのやっていることは
間違っている」「冷静になれ」と
言ってもムダです。
感情がたかぶっている時に
論理的に説明しても
相手は聞く耳を持ちません。
逆に
火に油を注いでしまい
相手はますます興奮してしまう。
では
どうしたら良いのでしょう?
感情的になっている人に
どんなふうに
接すれば良いのでしょう。
それは、、、
相手の感情を認めれば
良いのだそうです。
相手が非論理的なことを
言っているかどうかに関わらず
相手の感情を認めれば良いのです。
人は自分の気持ちを
認めてもらうと安心します。
交渉術を上手に生かしてみましょう
長々と書いてしまいました。
人質交渉人の交渉術を
生活に上手に活かせると
いいかなと思います。
ブログ読んでいただき
ありがとうございます。
ではまた。