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脳腸相関

最近、私は

に着目していまして。

 

密接に関係しているって

ご存知でしたか?

 

発生学的には

「脳は腸から生まれた」

んですって。

 

原生生物が

最初に獲得した臓器が

やがて腸周辺に

神経細胞が形成され、

脊髄、脳へと進化したそうです。

 

脳と腸の関係性は

研究が進んでいるそうです。

 

脳と腸は

自律神経やホルモンを介して

情報交換をしており、

互いに密接に影響を及ぼしあう

関係にあることが分かってきました。

 

これを「脳腸相関」と呼ぶそうです。

 

幸せホルモンのセロトニン

 

幸せホルモンとして知られる

神経伝達物質のセロトニン

 

意欲や気力に影響する

言われていますね。

 

実はこのセロトニン。

 

脳で生成されるセロトニンは

全身で生成されるうちの

わずか5%ほどだそうです。

 

セロトニンの多くは

でつくられているんですって。

(知らなかった)

 

しかし

腸でつくられたセロトニンは

脳には届かないとのこと。

 

血液脳関門

(けつえきのうかんもん)という

血液から脳組織への物質移行を

制限する仕組みがあるからです。

 

とはいえ

腸で作られたセロトニンは

脳で作られるセロトニンと異なり

腸のぜん動運動の促進や

血流にのって全身をめぐり

骨形成などの役割を担っています。

 

大事な役割があるんですね。

 

また、腸で作られたセロトニンは

脳内に入ることはできませんが

脳内セロトニン生成に必要な

物質(トリプトファン)

腸から脳へ送られているとのこと。

 

トリプトファンは

必須アミノ酸の一種です。

 

トリプトファンが

多く含まれる食材は

豆腐・納豆・味噌・醤油などの

大豆製品、チーズ・牛乳・

ヨーグルトなどの乳製品、

米などの穀類などです。

 

食事で摂ったトリプトファンは

腸で吸収され、それが脳に移行し

脳内セロトニンとなります。

 

互いに関係しているんですね。

まさに脳腸相関。

 

ちなみに脳腸相関の例としては

次のようなものもあります。

 

・ストレスを感じると

脳から腸に信号が送られ、

胃の不快感や便秘、下痢などの

症状を引き起こす。

 

・腸内環境が悪いと脳に影響し、

不安やうつ状態などの

精神的な問題を引き起こす。

 

・腸に病原菌が感染すると

脳で不安感が増すという報告がある。

 

近年、「腸内細菌」が関与している

ことが分かってきて

「脳-腸-微生物相関」という概念に

進化してきているそうです。

 

腸内細菌はストレスの感じ方や

脳の神経系の発達・成長、

そして行動に関わる存在である

ことも分かってきているとのこと。

 

腸内環境を整えることは

やはり生きていく上で

かなり重要な要素なんですね。

 

不安な事があると

お腹が痛くなったりするので

なんとなく脳と腸は

関係しているのかなと思っていたけど

こうして調べてみると

密接な関係性が分かりますね。

 

面白いです。

 

ヨーグルト

いっぱい食べなきゃなあ。笑

 

そんなわけで今日は

「脳腸相関」について

書いてみました。

 

読んでいただき

ありがとうございました。