山登りは
苦労して登るから
達成感、満足感を
強く感じる。
山頂まで
ロープウェイで
一気に登っても
山登り自体の面白さは
味わえない。
どういうルートで
登るかを考えたり、
登るにつれ
変わる景色を楽しんだり、
登りながら
何かを考えたり
無心になったりする。
足腰の鍛錬にもなる。
まさしく
登るという行為によって
得られる益があるわけです。
これを
不便益と呼ぶのだそう。
私は先日、この
「不便益」という言葉を
知りました。
文字どおり、不便益とは
不便だからこそ
得られる益のことです。
面白い発想だなと
思いました。
この不便益は
京都先端科学大学の
川上浩司教授が
第一人者として
研究しているそうです。
不便から
逆に得られるメリット
を探っており、
この世に存在する
さまざまな未知なる益を
見つけ出そうとしています。
なんだか
難しそうだけど
面白そうな分野です。
(田中好み。笑)
話は変わりますが、、、
このあいだ
カフェでカップルが
『写るんです』で
写真をパシャパシャと
撮り合いっこしていました。笑
写るんですってフィルム式の
インスタントカメラですよね?
あえて
フィルム式カメラで
撮影してるなんて、、、。
これも価値があるから
ですよね?
撮り直しが
きかないからこそ
得られる益や価値がある。
そういえば今、
カセットテープも
人気だそうですね。
ラジカセが
結構売れてるんだとか。
カセットテープから流れる音に
新鮮さを感じるのかなあ?
面白いですね。
今後、自動運転車が
普及してくるだろうけど、
自分で運転することに
価値を見出す人も
増えるのでしょうね。
便利や高性能になって
助かる人も多いのだろうけど、
便利じゃない、高性能じゃないもの
に益や価値を感じるのも
人間という生き物の面白さですね。
AIだったら
効率化を重視するでしょうし、
こんな楽しみ方は
人間独自なんだろうなあ。
そんなことを
考えさせられました。
今日は
不便益について
書いてみました。
ありがとうございます。
ではまた。