
人は
情報によって覚醒する
可能性があると思います。
ここでいう覚醒とは
新しい視点を得たり、
深い理解に到達したり、
人生観や価値観が変わること
を指します。
例えば、
科学や哲学、歴史などの
新しい知識を得ることで
自分の固定観念が覆される
ことがあります。
また、書籍や人の話などを通じて
自分が当たり前だと思っていたことが
そうではないと気づくこともあります。
とはいえ、情報というのは
いくらたくさん得ても
それが自分に関わる情報でないと
気づき等の変化は起こりにくいものです。
逆に、その情報が
今まさに自分に必要な情報だと
気づいた瞬間、人は大きく変わります。
つまり、
その情報をどう受け取り、
どう行動に移すかが
重要なんだと思います。
知識と体験は常に一体
今、獣医師の森井啓二さんの
本を読んでいるのですが、
この本で興味深かったのが
「知識と体験は常に一体」
という言葉。
知識を知恵に変えるには
経験が不可欠なのだそう。
知識は単なる情報に過ぎず、
実際に体験することで
初めて本質的な理解につながります。
まさに核心を突いていますね。
この考え方は共感できます。
もしかしたら知識は
目的地までの道順が書かれた
地図のようなものなのかも。
地図があれば、
目的地までの大まかなルートを
知ることができます。
しかし、実際に
その道を歩いてみる体験を通して
地図には載っていない
細かな道や風景、天候の変化などを
知ることができます。
体験を通して、初めて
地図は生きた情報となり、
知恵へと変わります。
私の好きな料理という趣味でも
同じことが言えると思います。
料理のレシピを
知識として読んだとします。
しかし、実際に食材を手に取り、
調理する体験を通して、
レシピだけでは分からない
火加減や自分好みの味付けのコツ、
食材の組合せを学ぶことができます。
体験を通して、初めて
レシピは自分のものとなり、
その料理への理解が深まり、
さらなる創造性を
発揮できるようになります。
知識を
単なる情報として終わらせず、
積極的に体験に繋げることで
知恵に変えていく。
たぶん、この考え方を
自分の根幹に置いておくと
この人生を面白く生きる
ヒントに繋がるような気がします。