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USJを立て直した男

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(通称USJ)。

 

 私はまだ行った事がありません(行ってみたい)。

 

 そんな私ですが最近、『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』という本を読んでいます。

 

 こういう、なぜ◯◯は◯◯したのか?するのか?みたいなタイトルにまんまと喰いつき、買ってしまいました笑。

 

 買っちゃいますよね?

 

 でもこの本は面白いですよ。あまり詳しくは内容は言えませんが、この本の著者の森岡さんが低迷していたUSJを救ったと言えるでしょうね(もちろん、関係スタッフの協力があって今のような不動の人気テーマパークになったのでしょうけど)。

 

 もうね、いろいろ興味深い内容が盛りだくさんなんですよ、この本(USJの手先かって思われそうですが)。

 

 私、ニュースで見ましたがハロウィンの時、USJの中にゾンビがウジャウジャいましたよね。アレも森岡さんのアイデア。あと、モンハンとコラボとか、ワンピースとコラボとか、世界一の光のクリスマスツリーを飾ったりとか。いろんな事を考えて実行しています。

 

 私が興味深かったのは本のタイトルにもある後ろ向きのジェットコースターというアイデアが実現するまでの苦労。今まで考えもつかなかった後ろ向きに走るジェットコースター。技術者からは安全性がどうのこうのとか、なぜ後ろ向きに走らなきゃならないのかなど猛反対。その時の森岡さんの葛藤や現場とのやりとりが本に書かれています。

 

 私はこれを読んだ時に「自分にも昔、こういうことがあったな」と思いました。

 

 私は若い頃、地域のコミュニティ紙を発行する新聞社で広告営業の仕事をしていました。上司から「新聞広告は記事の下に配置するもの」と教えられていました。そして広告のほとんどは、いかにも広告というスタイルで掲載されていました。当時、そのスタイルで広告を掲載しても読者からの反響は少なく、広告を継続してもらえず売上げが上がらなかった時期がありました。

 

 一方で、その当時、掲載数は少なかったのですが記事風広告というやり方もありました。文字で商品やサービスを紹介するスタイルの広告です。私は活字で商品やサービスをさりげなく宣伝することができる記事風広告に大きな可能性を感じていました。

 

 これならスポンサーも広告を掲載し、継続してくれるかもしれないと。ですが当時の上司からはそんなの邪道だ、広告じゃないと言われ、編集部から記事と混同されるからあまりそういう形では載せないでほしいと言われたのを覚えています。

 

 けれど、当時、広告収入が落ち込み始めていたことや、私自身が記事風広告で売上げを伸ばしていたのでほとんど文句を言われなくなりました。

 

 USJの後ろ向きジェットコースターはこの私の話とは次元が違います。後ろ向きに走るジェットコースターを作って、実際にお客様が乗ってくれないと企画としては失敗ですし、現場の技術者から猛反対があったのに失敗なんて、相当な覚悟でのぞまなければなりませんからね。まあ、このジェットコースターはとても人気が出てオープン当初は9時間40分待ちだったそうです。

 

 まだまだこの本にはエピソードが満載で、アイデアの出し方みたいなコツも載っています。この森岡さんって人、ホント面白い人で、文章から人間味があふれています。なんかこう、こういう人がいるんだっと思うと頑張るチカラをもらえますね。

 

 

 気になる方は読んでみてはいかがでしょう。ブログ読んでいただきありがとうございます。

 

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