先日、「生存者バイアス」という言葉を知りました。
生存者バイアスとは、
成功した(生き残った)対象のみを分析し、
失敗した(淘汰された)大多数を見落とす事で
判断が偏る認知バイアスです。
つまり、
目に見えている成功者や
残存しているデータだけに注目し、
見えない敗者や消えたデータを
無視する傾向とも言えます。
世の中の成功法則
この世の中には、
「成功法則」と呼ばれるものが
数多く存在します。
成功者の習慣、考え方、行動パターン。
それらを学び、真似すれば
自分も成功に近づけると思ってしまう。
一見すると、
とても合理的で正しい考え方に思えます。
しかし、
ここには大きな落とし穴があります。
それは、、、
「成功した人の情報しか見ていない」
という点です。
同じことをやってみるが、、、
このような成功事例を見かけたりしませんか?
「独立して年収が3倍になった!」
「自分の店を持って成功した!」
「家賃収入で月20万!」
「東南アジアで起業し月収100万、
物価が安いので豊かな生活が出来る!」
「インフルエンサーになった!」
といった、
収入UPや高収入系の成功事例。
それらの成功した人の習慣に、
下記のようなことがあるとします。
・毎朝5時に起きている。
・散歩をしながらアイデアを考えている。
・読書を欠かさない。
・毎日、動画投稿を続けている。
こうした習慣や行動傾向を見ると、
私たちはこう考えます。
「これをやれば成功できるのではないか」と。
ですが、
一度立ち止まって考える必要があります。
同じことをやって、
成功しなかった人はどれくらいいるのでしょうか?
戦闘機に例えてみると、、、
第二次世界大戦中、アメリカ軍は
被弾して帰還した戦闘機を調査し、
弾が当たっている箇所を補強しようと考えました。
実際に弾が当たった箇所ですから、一目瞭然。
そこを補強しようと考えるのは当然です。
しかし、ある統計学者はこう言いました。
「補強すべきは、
弾が当たっていない場所だ」と。
なぜなら、
弾が当たっていない場所に被弾した機体は、
帰還できず墜落している可能性が高いからです。
つまり、調査対象にすら現れない
失敗した存在こそが、
本当の弱点を示しているのです。
弾が当たっても帰還しているわけですから、
その場所以外に当てられた戦闘機は
墜落している可能性が高いかもしれません。
成功法則が再現しにくい理由とは?
ビジネスで成功した人、
投資で成功した人、
インフルエンサーになった人、、、
それらの成功話は、当然ですが、
成功した人の声ばかりです。
しかし、その裏には、
・同じ事をしてうまくいかなかった人
・途中で諦めた人
・成果が出ずに消えていった人
が存在しています。
つまり、表に出て来ない
成功しなかった人の声があるんです。
それらは検索しても、
ほとんど見つからないことのほうが多い。
では、どうすれば良いのか?
では、どうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルです。
「体験すること」です。
成功者の話は、あくまで編集された情報です。
一方で、自分の体験は、
編集されていない一次情報です。
・やってみてうまくいかなかったこと
・思ったより反応が悪かったこと
・予想外にうまくいったこと
こうした一つひとつが、
自分にとっての「本物のデータ」になります。
さらに着目すべきこと
その本物のデータの中でも
着目すべきことは「失敗」です。
一般的には避けるべきものとされがちですが、
実際には最も価値ある情報源です。
なぜなら、
成功は「うまくいった結果」しか
教えてくれませんが、
失敗は「どこがダメだったのか」を
教えてくれるからです。
言い換えれば、
成功は再現しにくく、
失敗は再現しやすいのです。
私が思うに、
この違いは非常に大きいものです。
これはビジネスでも同様
これはビジネスにおいても同じです。
例えば、私の仕事の場合、
・反応が取れなかった広告
・問い合わせが来なかったページ
・売れなかったサービス
これらは一見すると
「無駄」に見えるかもしれません。
しかし、実際には、
「なぜダメだったのか」という
ヒントが詰まった宝の山です。
むしろ、
成功事例だけを追いかけていると、
表面的な部分しか見えず、
本質を見失いやすくなります。
成功法則は無意味なのか?
成功法則というものは、
決して無意味ではありません。
ただし、
それは「答え」ではなく
「ヒント」にすぎません。
本当に価値があるのは、、、
・まだやったことがないこと。
・まだ試したことがない方法。
・まだ踏み込んでいない領域。
そして、それらに挑戦した
結果として得られる「体験」です。
成功法則をヒントとして、
あらゆる可能性に挑戦していかなければ
本物の成功は得られないのかもしれません。
そうしたことを
生存者バイアスを知ったことで、
考えさせられました。
新しい情報というのは、
自分の思考領域を押し広げてくれますね。
新生活がスタートした方もいると思います。
失敗は悪ではありません。
行動したからこそ失敗を経験できたのです。
失敗を多く経験した人ほど、次に失敗しにくくなり、
成功のチャンス確率や可能性が高くなります。
だからこそ、失敗を恐れず、
どんどんチャレンジしていきましょう!



