
毎朝、同じ時間に
散歩している人、
ランニングしている人。
週末になると
釣りに出かける人。
近所でよく見かけます。
毎日あるいは定期的に
同じ行動をする人が
たまにいますね。
そうした人を見ていると
NPCに見えてしまいます。
NPCとは
コンピューターゲームにおける
ノンプレイヤーキャラクター
のことです。
プレイヤーが操作できない
キャラクターを指します。
NPCはゲーム内で
設定された行動しか出来ません。
本人たちは
ルーティンでやっていたり
やりたいからやっているという
感覚なのだと思いますが
NPCに見えちゃうんです。
自分の意思で動いているようで
自分の意思で動いていないような
そんなふうに見えるのです。
常同行動
こうした
同じ行動を繰り返すのは
「脳にとって
どんな影響があるのだろう?」
と、ふと思いました。
こんなことを考えるのは
私らしいですね。笑
調べてみたら、
毎日決まった行動を繰り返す
症状は、前頭側頭型認知症の
「常同行動」と呼ばれる症状
なのだそうです。
これは当然ながら
同じ行動をする人すべてを
対象とするとは
言えないと思いますが。
前頭側頭型認知症は
脳の前頭葉や側頭葉が
萎縮することで起こる
認知症とのこと。
散歩コースを
毎日同じように繰り返すことも
該当するそうです。
同じ服を着たり
同じ物を食べるということも
常同行動の一種とのこと。
50~60歳代が
発症しやすいそうです。
進行すると
社会性の欠如や
何度も同じことを繰り返す、
無気力・無関心になるのだとか。
よくよく考えれば
同じ行動というのは
楽だし、安心ですよね。
変化が少ないので
脳としては負荷がなく
気分的にもそのほうが心地いい。
だけど脳としては
変化が少ないので刺激がなく、
脳機能が萎縮しやすく
なるのでしょうかね。
(すべての人がそうではないと
思います)
認知症は
その人、本来の人格が
失われていく病気。
なりたくありません。
とはいえ
同じ行動って楽なんですよね。
でも、脳機能が
衰えてしまわないように
私も気をつけないと。
新しいチャレンジをしたり、
旅行したり、人と話したり、
いつもと違う服を着たり、
食べ物を食べたり、、、
そうしたことも
取り入れながら生活していくのが
良いのでしょうね。