最近、ニュース番組を見るたび気分が重くなる。
京都の事件(養父が息子を殺害したあの事件)をまだ報じているから。
犯人が捕まったんだから、もういいじゃない。
続報、コメンテーターの分析、近隣住民の証言。
毎回同じ構図で、毎回同じ感情を求めてくる。
違和感があるというより、もはや不快感に近い。
事件報道には一応、段階がある。
逮捕、送検、起訴、公判……
そのたびに新展開として画面に戻ってくる。
でも正直、視聴者に伝えたい新しい情報があるというより、一度つかんだネタを手放したくないだけに見える。
制作側の事情は想像できる。
ゼロから新ネタを探すよりコストが低い。
感情を動かしやすい題材は視聴率が安定する。
スポンサーも文句を言わない。
仕組みとしては理解できる。
でも納得はできない。
家族関係のドラマ性の消費で視聴率を稼ぐスタイル。
視聴者の感情を揺さぶることが目的になっている。
繰り返し報じるたびに、遺族や関係者は何度も傷つく。
被害者・遺族への配慮の欠如。
それを誰も問わない今のニュース報道。
今回の報道であらためてテレビニュースの実情が知れた。



