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100円ショップと、3000円の丼から考えたこと

 

先日、100円ショップが苦戦しているというニュースを目にしました。

 

仕入れ原価の上昇や物流コストの増加などが重なり、

110円という価格では商売として

成り立たなくなってきているそうです。

 

個人経営の100円ショップでは、

一部の商品は140円程度に値上げしたり、

また大手チェーンでは包装紙を小さくしたり、

ラベルを簡素化したりと、

見えない部分でコスト削減の工夫が続いています。

 

一方、チェーンではない個人経営の

100円ショップの中には、

仕入れ値の上昇を吸収しきれず、

閉店するところも出てきているとのことでした。

 

100円ショップは「安い」という価値そのものがブランドです。

 

だからこそ、値段を上げるという選択肢が簡単に取れない。

 

価格を守るために削り続けるしかない、という苦しい構造が見えてきますね。

 

一方、こんなニュースも

 

そんなニュースと並んで、

もう一つ興味深い話題がありました。

 

牛丼チェーンのすき家が、

3000円を超える「メガいくら丼」を

販売したというニュースです。

 

すき家といえば、

手頃な価格で牛丼を食べられるお店、

というイメージが強いと思います。

 

そのすき家が、あえて高額商品をメニューに加えた。

 

これは単なる話題づくり以上に、

今の時代を生き残るための試行錯誤なのだと感じました。

 

安い商品はこれまで通り残しつつ、

その上に「別の価格帯」を重ねる。

 

全部を一律に値上げするのではなく、

価格の幅を持たせることで、

経営の選択肢を増やしているように見えます。

 

「値決めは経営」

 

ここでふと思い出したのが、稲盛和夫さんの言葉です。

 

「値決めは経営である」

 

この言葉は稲盛さんの代表的な名言。

 

稲盛さんは、

商売における値決めは

単なる価格設定ではない

と言っていました。

 

安売りで売るのではなく、

経費を極限まで削減する努力と併せ、

顧客と自社双方に満足を与える

ギリギリの価格を見つけ出し、

その価格で最大の利益を追求するのが

理想とされています。

 

つまり、この商品やサービスには、どれだけの価値があるのか。

 

自分たちは、その価値をどれだけ信じているのか。

 

その覚悟を数字で表す行為が、値決めなのだと思います。

 

100円ショップのように、

値段が先に決まってしまっている商売は、

環境が変わった時、身動きが取りづらいです。

 

一方で、すき家のように

価格の幅を持たせることができれば、

状況に応じた経営判断ができます。

 

これは小売や飲食に限った話ではありません。

 

個人事業主やフリーランスの仕事でも同じです。

 

安くすれば依頼は来やすい。

でも、その価格で続けられるのか。

 

その価格で、相手にきちんと価値を届けられるのか?

 

値決めは、売上の話ではなく、

生き方や働き方に通ずる設計図なのだと思いました。

 

何を大切にし、どこで勝負し、どこを手放すのか。

 

そのすべてが、値段に表れてくる。

 

最近のニュースを眺めていると、

「値決めは経営そのもの」という言葉が、

以前よりもずっと現実味を帯びて聞こえてきます。

 

安さを守るのも経営。

高い価値を提示するのも経営。

 

どちらにしても、そこには覚悟が必要です。

 

今は、その覚悟が静かに試されている時代なのかもしれませんね。

 

などと勝手なことを言う私なのでした。笑

 

そんなわけで今日は、

100円ショップの苦戦のニュースと

すき家の3000円超えメニュー登場のニュースから

こんなことを考え書いてみました。

 

読んでいただきありがとうございました。