薄くて曲げられるペロブスカイト太陽電池 大阪万博会場で本格稼働へ https://t.co/TF42OdQCsZ
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) January 15, 2025
曲がる太陽電池、ご存知ですか?
ペロブスカイト太陽電池と言われ、
大阪・関西万博で使われています。
私はニュースで
この太陽電池の存在を知りました。
この曲がる太陽電池の技術は
日本で生まれたものなんですって。
この太陽電池の基礎技術を
世界で初めて実証したのは
桐蔭横浜大学の宮坂力教授。
宮坂教授は今から16年前(2009年)、
ペロブスカイト結晶を使った太陽電池で
効率良く発電できることを
世界で初めて実証しました。
この太陽電池は
ソーラー発電の未来を大きく変える
存在となりそうな予感がします。
太陽光発電と太陽電池の違いって?
太陽電池?
太陽光発電というのは
よく聞くけど太陽電池って何だ?
太陽光発電と太陽電池の違いが
知りたくなりました。
太陽光発電:太陽の光を利用して
電気を生み出す仕組み全体の名称。
太陽電池:太陽光発電システムの
中心的な部品(心臓部)であり、
実際に太陽の光を
電気に変換する役割を担っています。
なるほど。
つまり、
太陽光発電=仕組み全体、
太陽電池=その中核部品、
なのですね。
住宅屋根のソーラーパネルも
実は沢山の太陽電池が
敷き詰められた装置なんですね。
そもそも太陽電池ってどんなもの?
太陽電池は、太陽の光(光子)を
電気(電子)に変換する装置です。
いわゆる
光起電力効果ってやつを
利用しています。
よくよく考えたら
この技術もすごい発明ですね。
現在、太陽光発電市場において
最も一般的な太陽電池は
「シリコン太陽電池」なんですって。
日本の住宅屋根や
メガソーラーなどで広く使われており
太陽光発電と言ったら
シリコン太陽電池が主流となっています。
曲がる太陽電池=ペロブスカイト太陽電池とは?
曲がる太陽電池として知られる
ペロブスカイト太陽電池について
調べてみました。
ペロブスカイト太陽電池とは、
有機金属ハロゲン化物という
特殊な結晶構造を持つ材料を
使った太陽電池です。
もっとわかりやすく説明するなら
この構造は光を非常に良く吸収し、
効率良く電気に変えることが
できるんですって。
しかも、
素材が薄く、軽く、柔らかいので、
フィルム状にして
曲げることも可能なんです。
この特徴から、ビルの窓ガラス、
衣類、ドローン、テントといった
これまで設置できなかった場所でも
太陽光発電を使えるようになる
可能性があります。
太陽光発電というエネルギー市場を
ガラリと変えてしまう
ビジネスインパクトになりそうです。
ヨウ素とペロブスカイトの深い関係
さらに私が興味を惹かれたのは
ペロブスカイト太陽電池の素材に
ヨウ素が使われていること。
私が普段使っている
ポピドンヨードの「うがい薬」にも
使われているヨウ素。
どちらも同じヨウ素という元素ですが
化合物の形と用途が異なります。
ペロブスカイト太陽電池における
ヨウ素は鉛と結合してヨウ化鉛という
化合物になり、光を吸収して
電気を発生させる光吸収層になります。
うがい薬のヨウ素とは
同じ元素だけど、
全く別の使い方&化学構造で
使われているのが興味深いところ。
そして、
初めて知ったのですが
日本はヨウ素の
世界第2位の産出国。
(知らなかった)
千葉県の天然ガス田で
副産物として
多くヨウ素が産出されています。
産出量の多さは
大きな強みとなりそうですね。
曲がる太陽電池の開発国であり
ヨウ素の産出量が世界2位の日本。
この革新的な太陽光発電で
世界の太陽光発電市場をリードする
立場になっていくのでしょうね。
楽しみです。
そんなわけで今日は
曲がる太陽電池
「ペロブスカイト太陽電池」
を紹介してみました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。