今春、私は「自治会の班長」になります。
昨日、自治会総会がありました。
自治会役員はじめ、
前任の班長と、
今春からの新班長が出席。
活動報告や会計報告などが行われました。
その総会の中で、前の班長さんから
「今年から自治会を抜けるかもしれない」
と言われました。
え⁉︎と驚きました。
詳しく聞かなかったのですが、
入っているメリットがないと
感じたのでしょう。
自治会の加入率って、
全国的に減少しているそうですね。
総務省のアンケート調査によると、
2020年時点の世帯加入率は71.7%。
2010年の78.0%から、
毎年減少しているとのこと。
ちなみに1970年の世論調査では、
20歳以上の加入率が90.2%でした。
この50年間で、
大きく下がってしまいましたね。
今回の話を聞いて、
私自身も「入っているメリットって
何だろう?」と考えてしまいました。
私の住むエリアの自治会費は、
年会費として3000円。
金額的には自分としては
大した金額ではありません。
ですが、メリットと言われると
ほとんど有効活用できていない。
3千円を自治会に寄付しているようなものです。
自治会の役割は昔と今で変わった
自治会はもともと、
地域の助け合いの精神から生まれた組織です。
江戸時代の「五人組」にまで
さかのぼる歴史があり、
隣人と助け合い、生活を守るための
自然な共同体でした。
その後、戦時中に国が住民を
まとめる仕組みとして利用された
という歴史的な経緯もありましたが、
戦後は住民の自治組織として
再出発しています。
かつては、自治会がなければ
困っていたことといえば、
・回覧板
→地域の情報インフラ
・共同作業
→用水路や道の維持管理
・顔見知りのネットワーク
→防犯・防災の実質的な担い手
こうした機能が、
「入っていないと生活が不便になる」
という実利として明確にありました。
ですが今は、
情報はスマホから得られますし、
行政サービスも昔より充実しています。
隣の人を知らなくても
その地域で普通に生活が成立する。
自治会の「代わりがきかない」場面が、
どんどん減っている。
それでも、私が自治会にとどまる理由
正直に言えば、
物理的なメリットは私にもありません。
抜けようと思えば抜けられる。
前の班長さんの気持ちも、
理解できないわけではないんです。
ただ、私自身の話をすると、、、
入っていることで、
地域の集会所清掃だったり、
行事の手伝いだったり、班長活動などで
地域貢献に携われている感覚があります。
それが、利他精神を磨く場に
なっている気がするんです。
よくよく考えたら、自治会って「◯◯」と同じだと思った
昨日の自治会総会から一夜明け、
今朝、私なりに自治会について、
メリットを含めて、
あらためて考えてみました。
そういえば、昨日の総会で区長さんが、
「自治会費の繰越金が数百万あります」
「これは災害時に自治会員に使われます」
と言ったことを思い出しました。
それはありがたいことだと思いました。
災害という言葉を聞き、
災害時と自治会との関係性を
自分なりに想定してみました。
たとえば、災害があった場合、
行政側つまり、宮代町としては、
住民の自治組織である
「自治会」に、まず連絡し、
災害対応の段取りを取るはずです。
救護対応や避難所運営なども
自治会を中心に組織される可能性が高い。
そうなると、自治会側は、
自治会員の救護、安否確認を
優先的に行うはず。
この点から見ると、
自治会員としてのメリットを享受しやすい。
さらに、避難所などで
生活することになった場合、
自治会から抜けた人は
居づらい雰囲気になる可能性がある。
心理的な見えないストレスを
感じるかもしれない。
ということは、
自治会員として加入しておいたほうが
災害時に安心感を得られやすい。
この自治会というものは、見方を変えれば、
ある種の「保険」なのかもしれない。
班長など自治会活動は煩わしいですが、
たった3,000円の年会費で、
暮らしの安心が維持できる。
これは「暮らしの安心保険」と同じです。
私はそう考えることにしました。



