先日、気分がイライラする出来事がありました。
こんなこと、久しぶりでした。
心がどうにもこうにも落ち着かず
夜も眠れなかったのです。
翌朝、車で走っていたら、
ラジオからこんな放送が流れてきました。
それはNHK第二ラジオの何かの講座。
よく聞いてみると、
メンタルトレーニングについての講座でした。
その中で、特に興味深かったのが、
「自分の感情に気づく」ことが
大事なのだという話。
人は、イライラしている時、
「自分はイライラしている」、
「今、私はイライラした感情なんだ」
と認識することが大事なんだそう。
辻秀一さんのメンタルトレーニング
車で移動中だったので目的地に着いてしまい、
そのラジオ番組は最後まで聞けませんでした。
なので、YouTube動画で、
メンタルトレーニングについて調べました。
調べていたら、辻秀一さんという
スポーツドクターの動画を見つけました。
辻秀一さんはスポーツドクターとして、
多くのアスリートの
メンタルトレーニングを指導されています。
この方も、
「自分の感情に気づくのが大事」と
おっしゃっていました。
しかし、我々の感情のほとんどは、
ネガティブな感情が多いのだとか。
とはいえ、
ネガティブな感情がいけないのではなく、
気づかずに放置しているのが良くないそうです。
ネガティブな感情が溜まってしまうからです。
溜めているとどうなるのか?
溜めていると、
ネガティブな感情に気づかず
ロボットのように生きていたり、
ちょっとしたことで怒る、
心が折れるようになってしまうそうです。
まさに今回の私のイライラは、
溜まっていたからかもしれません。
ネガティブな感情を放置していたのです。
今になって気づきました。
辻さんは、
「感情に気づくことで、
パフォーマンスが上がる」
ともおっしゃっていました。
(アスリートの指導者らしいですね)
さらにおっしゃっていたのは、
ネガティブな感情に気づくのは、
人として劣っているのではないということ。
人は誰もが、
そうした感情になりやすいそう。
だから、スポーツだけでなく、
ビジネスやこの一般生活においても
感情のマネジメントはできたほうが良いそうです。
ご機嫌メソッド
辻さんいわく、
「世の中には、
様々なストレス解消法があります。
ほとんどのストレス解消法は、
ストレスの海の中をいかに泳ぐか?
その泳ぎ方を教えているようなもの。
結局、水に浸かっている状況は
変わらないのですから、
いずれは疲れ果てて溺れてしまいます。
重要なのは、
ストレスの海から陸地へとあがること。
そのやり方を教えなくては意味がありません」
と話しています。
なるほどなと思いました。
そのやり方というのが、
辻さんが提唱している
「ご機嫌メソッド」という方法です。
ご機嫌メソッドを一言で言うと、
「自分の感情を整えて、
いい状態で生きるための技術」です。
「ご機嫌かどうか」は性格や気質ではなく、
脳の使い方で決まります。だから練習できる。
ちょっと面白いのは、
「ポジティブになろう」とは言わないところ。
むしろ逆で、
「今どんな気分か?」を
ちゃんと観測するところから始まります。
感情をコントロールするために
人は無意識のうちに、
「機嫌」に支配されているそうです。
普段、あまり意識していませんでしたが、
・なんとなくイライラしている。
・理由はないけどやる気が出ない。
・小さなことで落ち込む。
こういうことが、
たまにありますよね?
こういう状態のまま動くと、
判断も行動もズレていきます。
この状態が続くとストレスが蓄積し、
最終的には心身の不調につながります。
ご機嫌メソッドはここにメスを入れる。
「今、自分はどんな感情なのか?」
まずそれに気づく。
それだけで、
感情に振り回される側から、
感情を扱う側にポジションが変わります。
この自分の感情に気づくという
行為ひとつで、大きく変わるのだそう。
つまり、
感情をコントロールしやすくするために
必要な行為なのですね。
具体的にどうやるのか?
やることは、かなり地味です。
・今の感情を言葉にする。
・できれば紙やメモに書く。
・「なぜそう感じているか」を軽く見る。
例えば、
「なんかイライラする」
→「あ、さっきの一言に引っかかってるな」
この時点で、
イライラの正体が「見える化」されます。
感情に気づかない状態は、
体がガチガチに凝っているのに、
そのまま動き続けているようなもの。
・やる気が出ない。
・集中できない。
・人間関係がうまくいかない。
これって、能力の問題じゃなくて、
「感情のコリ」が溜まっているだけかもしれません。
ご機嫌メソッドは、
そのコリをゆるめていくイメージです。
だから、このメソッドを試すと結果的に
・集中力が戻る。
・判断がクリアになる。
・人との摩擦が減る。
といった変化が起きるのです。
(なるほど)
ご機嫌メソッドのポイントとは?
ポイントは「ご機嫌でいよう」としないこと。
ここが一番大事かもしれません。
ご機嫌メソッドは、
無理に機嫌を良くする方法ではありません。
不機嫌なときは
「今、不機嫌だな」と気づく。
落ち込んでいるときは
「ちゃんと落ち込んでるな」と認識する。
それだけで、
感情は自然と流れ始めます。
ご機嫌メソッドは、
感情を操作するものではなく、
感情に気づく力を育てる習慣なのだと
思いました。
そして、その積み重ねが
結果的に「いい状態」を
つくっていくのでしょうね。
良いことを教わりました。
NHK第二ラジオさん、
辻秀一さんありがとうございました。



