【知らなかった第29弾】バタフライが生まれたきっかけ

 

水泳競技のバタフライ

 

バタフライは、私も少し泳げます。

 

まるで飛び魚のように

水面をグングン進めるので、

意外と私は好きな泳ぎです。

 

そんなバタフライですが、先日、

 

「なぜバタフライは存在しているのか?」

 

という興味深い話を聞きました。

 

バタフライが生まれた、いきさつが

面白かったんです。

 

水泳競技において、

バタフライだけ特殊だと言うのです。

 

なぜなら、、、

 

クロールは泳法の中で一番速く泳げる泳法。

 

平泳ぎは人間が最も泳ぎやすい泳法。

 

背泳ぎ一番呼吸がしやすい泳法。

 

では、バタフライは?

 

バタフライは、4泳法の中で

一番泳ぐのがキツい泳ぎ方です。

 

速いわけでも、楽なわけでも、

息が吸いやすいわけでもない。

 

それなのに、なぜ競技種目に入っているのでしょうか。

 

バタフライが生まれたきっかけ

 

実は、バタフライは、

「平泳ぎから生まれた泳法」なんです。

 

きっかけは、今から98年も前の

1928年のアムステルダムオリンピック。

 

日本の鶴田義行選手と

ドイツのラーデマッハー選手が

熾烈な金メダル争いを繰り広げるなか、、、

 

ラーデマッハー選手が

「もっと速く泳ぎたい」という思いから、

腕を水面の上に出して前に運ぶ、

今でいうバタフライに近い泳ぎ方を

取り入れたのです。

 

追い抜きたくて、腕を速く動かしたら、

水面から腕が出てしまい、

そのまま掻き続けたら

バタフライのような泳ぎになったのかな。

 

(結果は鶴田選手が金、

ラーデマッハー選手が銀でした。)

 

その後、この泳ぎ方が広まるにつれて、

平泳ぎの競技に出場する選手のほとんどが

バタフライのスタイルで

泳ぐようになってしまいました。

 

それもそのはず。

 

バタフライのほうが

平泳ぎより断然速いですから。

 

このままでは伝統ある平泳ぎが消えてしまう。

 

そんな危機感から、

1956年のメルボルンオリンピックを機に、

バタフライは平泳ぎとは別の独立した種目として

正式に認められることになりました。

 

「勝ちたい」という一人の選手の工夫が、

まったく新しい泳法を生み出したのですね。

 

勝ちたい気持ちが生み出した泳法。

ロマンを感じます。

 

ラーデマッハー選手がいなかったら、

バタフライという泳法は、

生まれていなかったかもしれない。

 

さらに言えば、バタフライが

「日本人選手に勝ちたい」という状況から

生まれた泳ぎだというのも、驚きでした。

 

日本人が間接的に、

新しい泳法の誕生に関わっていたのですから。

 

これまでと違った意識で

バタフライ競技を見れそうな気がします。

 

まだまだ知らないことってありますね。

 

勉強になるなあ。

知らないことを知るって面白いなあ。