プライバシー保護とネット広告

 

Cookie(クッキー)情報について

同意を尋ねるWebサイトが

増えていますね。

 

ちなみに

CookieとはWebサイトに

アクセスした人の情報を

ブラウザに一時的に

保存するための仕組みのことです。

 

そのため、一度ログインし

再度ログインした時、

ログイン状態が保持されていたり

ショッピングカートに

買う予定のものが残されていたり、、、

 

CookieによってWebサイト側が

あなたを認識したためです。

 

しかし、今年4月の

改正個人情報保護法によって

Cookie情報は

個人関連情報に含まれると

位置付けられ、本人の同意を

取らないと使えなくなって

しまいました。

 

 

サイトによっては

上記のような

「トラッキング許可のお願い」が

表示されるサイトもあります。

 

ちなみに

トラッキングとは

追跡という意味です。

 

こういう表示も

よく見かけるようになりました。

 

これも

改正個人情報保護法の

影響でしょうかね。

 

 

iPhoneを使っている人は

上記のようなトラッキングの

要求の許可、拒否などの

設定が出来ます。

 

 

iPhoneには

上記のような説明文が

ありました。

 

トラッキングは

広告やデータ収集に

利用されているのですね。

(知っていましたけど)

 

2023年クッキー廃止

 

Googleは、クッキーを

来年2023年後半に廃止すると

発表しています。

 

意外とすぐですね。

 

来年って

あっという間に来ちゃうからなあ。 

 

クッキー廃止にあたって

クッキーに代わる技術として

開発されていたのが

「FLoC」という技術。

 

しかし、

このFLoCも

個人を特定できてしまう

可能性があることが判明。

 

今年1月

GoogleはこのFLoC開発を

停止すると発表したのです。

 

そしてGoogleは

「Topics」と呼ばれる

新たな技術を開発すると発表。

 

Topicsとは

ネット閲覧履歴に基づき、

そのユーザーが

興味を持つと推測される

トピック(健康、旅行等)

を把握。

 

このトピックをWebサイトと

広告パートナーで共有することで

トピックに関連する広告を表示。

 

トピック履歴は

3週間保持されたあと

削除される仕組みだそうです。

 

トピックは最終的には

数百〜数千件の間にする

計画とのこと。

 

ざっくりとした

ユーザーの興味を把握し

それに合った広告を

配信させていく仕組みなのですね。

 

トピックが

どれだけ細分化できるかが

広告の成果を決めそうな気がします。

 

旅行のトピックがあったとして

国内旅行に興味があるのか

海外旅行に興味があるのか

そして

どの地域への旅行に興味があるかで

だいぶ違ってきますからね。

 

うーむ、

どうなりますかね?

 

個人の

プライバシーを保護しつつ

適切な広告を表示するって

なかなか難しそうですね。

 

コンバージョン履歴などの

情報の扱いは

どうなるのでしょうか。

 

そうしたことも

個人を特定してしまうことに

繋がるのかなあ。

 

でも、そもそも

クッキーを許可しなかったり

トラッキングを許可していないと

追っかけられないって

ことですよね。

 

「トラッキングを許可しますか?」

って聞かれたら

不安に思って許可しない人が

多いと思う。

 

最近のネット広告の成果が

前よりも上がりにくいのは

そういうことも

影響してるのでしょうか。

 

来年廃止ということは

おそらくTopicsのテストを

今から行っている可能性は

ありますね。

 

プライバシー保護は

大事なことです。

 

でも、私のような

ネット広告運用者からすると

あまりターゲティング

出来なくなってしまうと

仕事にならなくなってしまう

のではないかと心配になります💦

 

良い方向に

進んでもらいたいです。

 

そんなわけで

今日はあらためて

クッキー規制とネット広告について

考えてみました。

 

ここに書いたのは

あくまでも

私の個人的な考えです。

 

最新の情報は

各自確認してください。

 

よろしくお願いいたします。

ではまた。