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首都直下型地震 72時間サバイバルに参加してみた

 

3.11を迎えました。

 

あれから12年。

 

もう12年も

経ったんですね。

 

なんだか

このあいだのような

感覚があるのは

私だけでしょうか?

 

それだけ

あの時の衝撃は

大きかったのだと思います。

 

さて、、、

 

昨夜、私は

「首都直下型地震

72時間サバイバル」

という防災イベントに

参加してきました。

 

場所は東京の

大手町プレイス。

 

大手町は再開発されて

ますます凄いビルが

経っていますね。

 

大手町プレイスも

超高層ツインタワーの

めちゃくちゃ

カッコいい建物でした。

 

この防災イベントは

主催が大手町プレイス管理組合、

 

企画・運営が

大手町プレイス

にぎわい創出事務局、

(株)花咲爺さんズによるもの。

 

私はたまたま

PRタイムズの

プレスリリースを見て

このイベントを知りました。

>>プレスリリース

 

当日は、、、

 

まちづくり・都市計画の

専門家である

加藤孝明氏(東京大学教授)

による特別講演会のほか、

 

トイレ、就寝、食事、

エレベーターの4テーマを

グループに分かれて

体験して学ぶワークショップも

行われました。

 

どちらも

興味深い内容でした。

 

加藤先生は

東京都の防災計画に

直接携わっている方ですので

話す内容が

ものすごくリアルに感じました。

 

話の中で

私が認識していない

防災情報が

いくつかありました。

 

皆さんにも

情報共有する意味で

紹介しておきます。

 

まず

防災の考え方についてです。

 

10年前と今とでは

防災に対する考え方が

異なってきています。

 

以前は

「命を守る」だけでしたが

そこに

「被害を抑える」が加わり、

さらにそこに

「災害を乗り越える」

加えられたとのこと。

 

つまり

災害はすでに

高確率で発生するものであり

その前提で

防災計画が考えられて

いるのです。

 

いつか起こるのではなく

起こるのが当たり前という

認識なのだなと感じました。

 

加藤先生の話の中で

ポイントとなるワードが

いくつかありました。

 

・地区防災計画

 

・延焼運命共同体

 

・都市安全再生確保計画

 

あくまで私が大事だと

感じたワードです。

 

ここでは詳しく説明しません。

ネットで調べてみてください。

 

こういう認識があるのと

ないのとでは街の防災に対する

認識がまるで異なると思います。

 

さて、話は変わりますが、、、

 

災害時の帰宅困難問題について

10年前と異なることを

ご存知でしょうか?

 

今は以前と違い

東京などの都市で災害に遭った場合

無理に帰宅しないことを

薦めています。

 

一斉に帰る行動を起こすことで

新たな二次災害に繋がり

被害が拡大してしまう恐れが

高まるのだそう。

 

都は下記のような

啓発動画を作成しています。

 

 

帰宅しないで

とどまるという認識。

 

こうした認識は

多くの人が持っていないと

いけないのでしょうね。

 

講演会は

ちょっと時間が短かった

気がします。

 

加藤先生の話は

どれも興味深く

50分程度じゃ短すぎる。

 

講演会後に行われた

体験型ワークショップ。

 

グループに分かれ、

災害時のトイレ、就寝、食事、

エレベーターなどを体験しました。

 

グループワークは最初

正直、恥ずかしかったのですが

皆さんと話すうちに打ち解け

とても面白い体験となりました。

 

最後終わった時の

仲間のような感覚って

不思議ですね。

 

このイベントに参加するぐらいの

意識の高い方ばかりだったので

良いエネルギーを皆さんから

いただけました。感謝です。

 

10年ぶりに被害想定の見直し

 

昨年、東京都は

首都直下型地震等による

被害想定の見直しを

10年ぶりに行いました。

 

ご存知でしたか?

 

↓詳しくはこちら

>>東京都防災ホームページ

 

東京都はこの10年で

建物の耐震化、不燃化推進等に

取組み、その結果、、、

 

被害は

3〜4割減少したと

報告しています。

(物的被害)

 

こういう情報、

知らなかったです。

 

このイベントに参加して

初めて知りました。

 

ニュースでやったのかも

しれませんが見逃して

いたのかもしれません。

 

先ほど紹介した

地区防災計画、

延焼運命共同体なども

知らなかった。

 

防災についてまだまだ

知らない情報がありそうです。

 

防災の現在地を知る良い機会となった

 

この防災イベントを通じて

私は「防災の現在地」を

認識することが出来ました。

 

「起こるかもしれない」

という考え方と

「もう起こる」という前提で

考えるのは大きく違います。

 

ワークショップで

気付かされたのは

備蓄食や避難用の服など

自分を守るものは日頃から

自分で用意しておくのだということ。

 

災害発生直後、

行政は助けてくれるかもしれませんが

そうでない場合も起こりえます。

 

今回学んだことを

今後の防災対策に

役立てていこうと思います。

 

皆さまにも

何か良い気付きとなれば

幸いです。

食事のワークショップで頂いたクッキーを夕食にする私。笑
食事のワークショップで頂いたクッキーを夕食にする私。笑